“識神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しきじん66.7%
しきしん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
任意に識神しきじんを使役すると信ぜられたものの様に、その個人限りが有する一種の不可思議力であったならば、そこに系統も糸瓜へちまもあったものではない。
我国で魔法の類のしょうを挙げて見よう。先ず魔法、それから妖術、幻術、げほう、狐つかい、飯綱いづなの法、荼吉尼だきにの法、忍術、合気あいきの術、キリシタンバテレンの法、口寄せ、識神しきじんをつかう。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
漢の明帝のとき、仏法はじめて入る。生々せいせいの類、識神しきしん不滅の説を聞き、もって怪異奇僻きへきとなす。ことに知らず。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(『山堂清話さんどうせいわ』に曰く、「五蘊ごうんはじめて起こる。これを名づけて生となす。ないし、四大分散、これを名づけて死となす。識神しきしんごうしたがいて後有に旋帰す」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)