“跛者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びっこ33.3%
びつこ23.3%
ちんば20.0%
はしゃ16.7%
あしなへ3.3%
リンピイ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたわらに引き添ったは童子の紅丸べにまる、並んでいるのは猪十郎。この二人にも変化はない。一人は珠のように美しく、一人は醜くて跛者びっこである。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
平次は一足飛びに、その相手を押へました、それは跛者びつこで病身で——此上もなく美しいお糸のおびえ切つた姿ではありませんか。
その爲に武士をてたといふひどい跛者ちんばで、身體も至つて華奢きやしや、町人のやうに腰の低い、縞物などを着た、至つて碎けた人柄です。
直ニ賢兄ノ伝ニ至ルヤ手ノ舞ヒ足ノ蹈ムコト跛者はしゃたちまちニシテ立ツガ如シ。凡ソ人ノ子トナルヤ父母ヲ顕スヲ孝ノ終トス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
イエルサレムメの跛者あしなへの善は一のにてしるされ、一のエムメはその惡の記號しるしとなりて見ゆべし 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
サンジュアンの酒場でしこたま燃える水アグワルデンテをあおって、すっかり「腹の虫」と自分の意識を殺しちまった跛者リンピイリンプは、わざとがるしあ・もれの号の上海シャンハイ隊を待って