“あしなへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アシナヘ
語句割合
33.3%
足蹇22.2%
11.1%
跛者11.1%
蹇者11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若し途中で、或はあしなへ、或は盲人めくら、或は癩を病む者、などに逢つたら、(その前に能く催眠術の奧義を究めて置いて、)
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
鉢にして花ひらきたる朝顔の五十いそあまり置きて足蹇あしなへ君は
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大阪戸一五よりもあしなへめしひ遇はむ。ただ木戸一六掖戸わきどの吉き戸一七と卜へて、いでましし時に、到りますところごとに品遲部ほむぢべを定めたまひき。
ここを以ちて今に至るまで、その子孫こども倭に上る日、かならずおのづからあしなへくなり。かれその老の所在ありかを能く見しめき。かれ其處そこ志米須しめす一〇といふ。
イエルサレムメの跛者あしなへの善は一のにてしるされ、一のエムメはその惡の記號しるしとなりて見ゆべし 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
神怒かむいかり蹇者あしなへも起つ。
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
あしなへになりかかつたのである。其証拠をばわたくしが三年後の詩引中より見出だした。文化十三年の歳首の詩の引に、「丙子元日作、余今年四十、以脚疾不能起坐已三年」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)