“びつこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
跛足47.3%
36.4%
跛者12.7%
跣跋3.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ三十五六といふのに、眇目めつかち跛足びつこで、虫喰ひ頭の禿はげちよろで、まことに見る影もない男だつたのです。
跛足びつこだつた筈の辰三は、跛足でも何んでもなく、その逃げ足の素早さには、平次も彌次馬も追ひ付けさうにありません。
ガラツ八の言つた通り、右の脚は大怪我でもしたらしいびつこで、生活に疲れ果てた顏には、いたましいやつれさへ見えます。
だから毎日日のさす所へとこころざして、市の公園へびつこを引きながら往つて、菩提樹の下のベンチに腰を掛ける。
老人 (新字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
輕口の上手で、眇目めつかち跛者びつこで、見るかげもない男ですが、使ひやうによつては、成程調法な男かもわかりません。
平次は一足飛びに、その相手を押へました、それは跛者びつこで病身で——此上もなく美しいお糸のおびえ切つた姿ではありませんか。
表を通る襤褸ぼろを下げた奴が矢張己れが親類まきで毎朝きまつて貰ひに來る跣跋びつこ片眼めつかちの彼の婆あ何かゞ己れの爲の何に當るか知れはしない
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
母親おふくろ父親おやぢも乞食かも知れない、表を通る襤褸ぼろを下げた奴がやつぱり己れが親類まきで毎朝きまつてもらひに来る跣跋びつこ片眼めつかちのあのばばあ何かが己れの為の何に当るか知れはしない
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)