“あしなえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
55.6%
22.2%
足萎11.1%
11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この金吾の話に、蘭軒はあしなえであったので、館内かんないれんに乗ることを許されていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
思ふに、軽井沢では、自転車は、あしなえのにんげんに同情するのであるらしい。
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
その娘二人の位牌いはいがある。絶世の美人だったが姉妹ともあしなえだった。権之丞は、構内奥深く別構へを作り、ひそかに姉妹をここに隠して朝夕あわれな娘たちの身の上を果敢はかなみに訪れた。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
あしなえの妻を車に花に
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
間もなく、足萎あしなえの老人は四輪車を駆ってやって来たが、以前の生気はどこへやらで、先刻うけた呵責かしゃくのため顔は泥色に浮腫むくんでいて、まるで別人としか思われぬような憔悴やつれ方だった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
盲目めしいが見えましたり、あしなえが立ちましたり、おしが口をききましたり——一々数え立てますのも、煩わしいくらいでございますが、中でも一番名高かったのは、さき摂津守せっつのかみの悩んでいた人面瘡にんめんそうででもございましょうか。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)