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跛者
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ちんば
ふりがな文庫
“
跛者
(
ちんば
)” の例文
その爲に武士を
棄
(
す
)
てたといふひどい
跛者
(
ちんば
)
で、身體も至つて
華奢
(
きやしや
)
、町人のやうに腰の低い、縞物などを着た、至つて碎けた人柄です。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
跛者
(
ちんば
)
で醜貌の猪十郎、薬草車を引き出した。美童の紅丸後押しをする。車に添って薬草道人、
飄々乎
(
ひょうひょうこ
)
として歩いて行く。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
斯う思ふのは、彼が年中青い顏をしてゐるヒステリイ性の母に育てられ、生來の
跛者
(
ちんば
)
で背が低くて、三十になる今迄嫁にも行かずに針仕事許りしてゐる姉を姉として居る故かも知れぬ。
葉書
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
大
跛者
(
ちんば
)
の主人の顏と、それを
援
(
たす
)
ける美しいお歌の顏を見ると、三輪の萬七の子分達も、手の下しやうはありません。
足萎
(
あしな
)
えと十八娘では、凡そ鼬小僧には縁がありません。
銭形平次捕物控:214 鼬小僧の正体
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
斯う思ふのは、彼が年中青い顔をしてゐるヒステリイ性の母に育てられ、
生来
(
うまれつき
)
の
跛者
(
ちんば
)
で、背が低くて、三十になる今迄嫁にも行かずに針仕事許りしてゐる姉を姉としてゐる
故
(
せゐ
)
かも知れぬ。
葉書
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
そこで童子の紅丸も、醜い
跛者
(
ちんば
)
の猪十郎も、草を敷いて寝ることにした。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「が、お品さんに見られたら、
跛者
(
ちんば
)
やしわん棒や、臆病者の眞似をして居るのは、辛かつたぜ」
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
跛
漢検1級
部首:⾜
12画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“跛”で始まる語句
跛
跛足
跛行
跛脚
跛人
跛爺
跛犬
跛馬
跛躄
跛山羊