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光風霽月
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こうふうせいげつ
ふりがな文庫
“
光風霽月
(
こうふうせいげつ
)” の例文
「その歯一本さ。歯一本と
真正
(
ほんとう
)
に悟れば、
虚心坦懐
(
きょしんたんかい
)
光風霽月
(
こうふうせいげつ
)
抜いて貰いながら所得税の申告も書ける。そこまで行かなければ駄目だよ」
小問題大問題
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
光風霽月
(
こうふうせいげつ
)
、さきほどまでのことには何のこだわりもない明るいお声です。見上げる退屈男の目に光るものがわきました。
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
一切の国政をみな家臣にまかせて、
光風霽月
(
こうふうせいげつ
)
を友とし、九年の間も、この
高楼
(
たかどの
)
から降りないせいか、老公の
耳朶
(
じだ
)
、
眦
(
まなじり
)
には、童顔のうちに一種の仙味がある。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
長ずるにしたがって私の精神の薄弱は事毎に暴露された。先生は今は亡き人である。ふと辛い気持に襲われる。先生の
光風霽月
(
こうふうせいげつ
)
の心境が今は私にも仰がれる気持だ。
前途なお
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
「お互いに信じあってさえいればなんでもないですよ。心のうちは
光風霽月
(
こうふうせいげつ
)
ですから」
謎の女
(新字新仮名)
/
平林初之輔
(著)
▼ もっと見る
私はこの
飄々乎
(
ひょうひょうこ
)
たる樹庵の姿を見、持前の感傷癖から、彼のイデヤするものは
畢竟
(
ひっきょう
)
、淡々たる
光風霽月
(
こうふうせいげつ
)
の境地なのであろう、と何かこう羨しげな気持で、物凄い音響の律動を夢見心地に
放浪作家の冒険
(新字新仮名)
/
西尾正
(著)
光風霽月
(
こうふうせいげつ
)
だった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
霽
漢検1級
部首:⾬
22画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
“光風霽月”で始まる語句
光風霽月居士