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月光
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つきあかり
ふりがな文庫
“
月光
(
つきあかり
)” の例文
此処はただ草のみ生ひて、樹は
稀
(
まれ
)
なれば
月光
(
つきあかり
)
に、路の
便
(
たより
)
もいと
易
(
やす
)
かり。かかる処に
路傍
(
みちのほとり
)
の
叢
(
くさむら
)
より、つと走り出でて、鷲郎が前を横切るものあり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
乞食は身をかがめて、折から雲間をもれた
月光
(
つきあかり
)
にすかして見ると、かの馬子は両手を十字架のようにひろげて、眼を塞いで、口から血を吐いていた。
乞食
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
何かしらんと、
月光
(
つきあかり
)
を透して
行手
(
ゆくて
)
の方を見詰めると、何も見えない、多分犬か狐の
類
(
るい
)
だろう、見たらこの棒でくらわしてやろうと、注意をしながら、四五歩前に出ると、またガサガサ
怪物屋敷
(新字新仮名)
/
柳川春葉
(著)
わずかに残る
月光
(
つきあかり
)
に
透
(
す
)
かして、左官の彦兵衛は仰天しました。
銭形平次捕物控:075 巾着切りの娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
母親は
月光
(
つきあかり
)
に源の顔を透して視て
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
思ひも懸けず後より、「
喲
(
やよ
)
黄金丸
暫
(
しばら
)
く待ちね。
某
(
それがし
)
聊
(
いささ
)
か思ふ由あり。
這奴
(
しゃつ
)
が命は今
霎時
(
しばし
)
、助け得させよ」ト、声かけつつ、
徐々
(
しずしず
)
と
立出
(
たちいず
)
るものあり。二匹は驚き何者ぞと、
月光
(
つきあかり
)
に
透
(
すか
)
し見れば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“月光”で始まる語句
月光の曲
月光石
月光下
月光曲
月光液
月光色
月光菩薩像