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『乞食』
ふりがな文庫
『
乞食
(
こじき
)
』
夜は刻々に暗くなってゆく。 一人の老ぼれた乞食が、道ばたの溝のところに立ちどまって、この一夜を野宿すべき恰好な場所を物色している。 彼はやがて、一枚のあんぺらにくるまって身を横えると、小さな包みをば枕代りに頭の下へ押しこんだ。そのあんぺらは …
著者
モーリス・ルヴェル
翻訳者
田中早苗
ジャンル
文学 > フランス文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1923(大正12)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
退
(
ず
)
辛
(
やっ
)
仰臥
(
あおのけ
)
燈
(
あか
)
情
(
つれ
)
尖
(
とんが
)
後退
(
あとすざ
)
蒼穹
(
おおぞら
)
徒労
(
だめ
)
憤
(
いか
)
寂然
(
じゃくねん
)
直
(
じ
)
月光
(
つきあかり
)
退
(
さが
)
復讐
(
しかえし
)
緊張
(
ひきし
)
蹄鉄
(
ひづめ
)
喘
(
はず
)
片
(
かけ
)
爺
(
おやじ
)
叩
(
ぱた
)
斜
(
はす
)
〆
(
しめ
)
糞堆
(
うまごやし
)
森閑
(
しん
)
憤
(
おこ
)
飢
(
うえ
)
父
(
とっ
)
児
(
ご
)
台辞
(
ぜりふ
)
尖
(
さき
)
小舎
(
ごや
)
奴
(
め
)
夜
(
よる
)
轅
(
かじ
)
喰
(
くら
)
轅棒
(
かじぼう
)
輻
(
や
)
麺麭
(
パン
)
燈影
(
ほかげ
)
辷
(
すべ
)
音
(
ね
)
轍
(
わだち
)
状態
(
ありさま
)
眉深
(
まぶか
)
起
(
た
)
碌
(
ろく
)
蹄
(
ひづめ
)
拗
(
す
)
跫音
(
あしおと
)
頒
(
わ
)
背負
(
しょ
)
屋内
(
なか
)
人声
(
ひとごえ
)
他手
(
ひとで
)
何
(
ど
)
倅
(
せがれ
)
傍
(
そば
)
先刻
(
さっき
)
可憫
(
かわい
)
吋
(
インチ
)
呼吸
(
いき
)
嘶
(
いなな
)
四辺
(
あたり
)
堪
(
たま
)
塒
(
ねぐら
)
夜中
(
よなか
)
燈
(
ひ
)
幻影
(
まぼろし
)
彼奴
(
あいつ
)
彼爺
(
あいつ
)
憬
(
あこが
)
手前
(
てめえ
)
打倒
(
ぶったお
)
断念
(
あきら
)
条
(
すじ
)
果敢
(
はか
)
横
(
よこた
)
樸訥
(
ぼくとつ
)
此馬
(
こいつ
)
汚点
(
しみ
)