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樸訥
ふりがな文庫
“樸訥”の読み方と例文
読み方
割合
ぼくとつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくとつ
(逆引き)
飾り気一点なきも
樸訥
(
ぼくとつ
)
のさま気に入りてさま/″\話しなどするうち京都々々と呼ぶ車掌の声にあわたゞしく下りたるが群集の中にかくれたり。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
貧苦のために痴鈍になったとはいうものの、元来
樸訥
(
ぼくとつ
)
で優しい気象を彼はもっているのである。
乞食
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
三十年間の金の
累積
(
るいせき
)
を彼はこの柳行李に納め続けたのである。ミチは藤三の薄く
禿
(
は
)
げかかった後頭部を見た。ランニングシャツにパンツ姿の
樸訥
(
ぼくとつ
)
な後姿に、ミチは
堪
(
たま
)
らない
憐憫
(
れんびん
)
を感じた。
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
樸訥(ぼくとつ)の例文をもっと
(4作品)
見る
樸
漢検1級
部首:⽊
16画
訥
漢検1級
部首:⾔
11画
“樸”で始まる語句
樸直
樸
樸斎
樸厚
樸実
樸忠
樸素
“樸訥”のふりがなが多い著者
富田常雄
モーリス・ルヴェル
島崎藤村
寺田寅彦