“人声”のいろいろな読み方と例文
旧字:人聲
読み方割合
ひとごえ80.0%
ひとごゑ12.0%
こわ4.0%
じんせい4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不意に人声(ひとごえ)がしたので主翁はびっくりして、動悸(どうき)をさしながら透(すか)して見た。学生のマントを着た少年が眼の前に立っていた。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
三四郎はそれなり寐付(ねつ)いた。運命も与次郎も手を下(くだ)し様のない位すこやかな眠(ねむり)に入つた。すると半鐘の音(おと)で眼が覚(さ)めた。何所(どこ)かで人声(ひとごゑ)がする。東京の火事は是で二返目である。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ゑらゑらにうたぐるばかり酔へる人声(こわ)づくりして首のみぞ振る
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
小山は黙って描く、自分は黙って煙草をふかす、四囲は寂然(せきぜん)として人声(じんせい)を聞かない。自分は懐(ふところ)から詩集を取り出して読みだした。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)