トップ
>
人声
>
ひとごゑ
ふりがな文庫
“
人声
(
ひとごゑ
)” の例文
旧字:
人聲
三四郎はそれなり
寐付
(
ねつ
)
いた。運命も与次郎も手を
下
(
くだ
)
し様のない位すこやかな
眠
(
ねむり
)
に入つた。すると半鐘の
音
(
おと
)
で眼が
覚
(
さ
)
めた。
何所
(
どこ
)
かで
人声
(
ひとごゑ
)
がする。東京の火事は是で二返目である。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
長吉
(
ちやうきち
)
は覚えず
後
(
あと
)
を追つて
路地内
(
ろぢうち
)
へ
這入
(
はい
)
らうとしたが、同時に一番近くの
格子戸
(
かうしど
)
が
人声
(
ひとごゑ
)
と共に
開
(
あ
)
いて、細長い
弓張提灯
(
ゆみはりぢやうちん
)
を持つた男が出て来たので、
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
ふ事なく長吉は
気後
(
きおく
)
れのしたばかりか
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
暫時
人声
(
ひとごゑ
)
なし。松風の音 こうこう。
往生絵巻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“人”で始まる語句
人
人間
人々
人気
人形
人数
人魂
人力車
人影
人目