往生絵巻おうじょうえまき
童やあ、あそこへ妙な法師が来た。みんな見ろ。みんな見ろ。 鮓売の女ほんたうに妙な法師ぢやないか?あんなに金鼓をたたきながら、何だか大声に喚いてゐる。…… 薪売の翁わしは耳が遠いせゐか、何を喚くのやら、さつぱりわからぬ。もしもし、あれは何と云 …
作品に特徴的な語句
ゐざり 御前おんまへ 干魚ひうを 何処いづく 餓死うゑし 水銀みずかね 物詣ものまうで つれ 生身しやうじん あが 所存しよぞん 悪戯いたづら 金鼓ごんぐ 青侍あをざむらひ 勿体もつたい じに 上人しやうにん かうむ 聴聞ちやうもん 御計おんはか 御坊ごばう あるじ 五位ごゐ 人声ひとごゑ まなこ 遠矢とほや 餌袋ゑぶくろ 発心ほつしん 入道にふだう 可笑をか 面妖めんえう 妻子つまこ 多度たど おそ おきな まぎ ばち とり 箔打はくうち わらべ 穿 胡桃くるみ 胴中どうなか 菜売なうり 蓮華れんげ 薪売まきうり 足駄あしだ 身共みども 難有ありがた くび 鮓売すしうり からす 三度みたび 屍骸しがい 下衆げす 仔細しさい 何処どこ 何時いつ 健気けなげ 側見わきみ まま わめ 在処ありか 如何いか おうな 容子ようす わたし 従者ずさ 御仏みほとけ 御免ごめん 憎々にくにく 時鳥ほととぎす ひつ 殺伐さつばつ 法師ほふし 海辺うみべ 牟子むし 異香いかう 皮子かはご 知遇ちぐう