“身共”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みども83.3%
わて16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし身共みどもの鳥ならば、すぐに其処へ渡るのぢやが、……しかしあの講師も阿弥陀仏には、広大無辺くわうだいむへんの慈悲があると云うた。
往生絵巻 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
『あははは、何も、そうお礼にゃあ及ばない。身共みどもとても、あなたにをあわせて拝まれる程な神や仏じゃないのだから』
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何の、やくたいもない心配じゃ。拙者にまだいささかのたくわえもある。それが気詰まりと思わるるならば此方こんた、三味線を引かっしゃれ。身共わてが小唄を歌おうほどに……」
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)