“じんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人生52.8%
人世28.3%
人性5.7%
仁政5.7%
人声1.9%
人精1.9%
仁聖1.9%
塵世1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然うだ、其だから僕等の生涯は永久えいきゆうに暗黒だと云ふのだ!家庭かてい人生じんせい活動くわつどうみなもとである、と、人にツてはこんなことを云ふものもある。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
人世じんせいの複雑なる事実を取り来りてかくまでに詠みこなすこと、蕪村が一大俳家として芭蕉以外に一旗幟きしを立てたる所以ゆえんなり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
若し醇粋な人性じんせいを保留して居る彼等に
南洋館 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
公式の宴が終わった後で、李陵・衛律らばかりが残って牛酒と博戯ばくぎとをもって漢使をもてなした。そのとき任立政が陵に向かって言う。漢ではいまや大赦令たいしゃれいが降り万民は太平の仁政じんせいを楽しんでいる。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
小山は黙って描く、自分は黙って煙草をふかす、四囲は寂然せきぜんとして人声じんせいを聞かない。自分はふところから詩集を取り出して読みだした。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
人の凍死こゞえしするも手足の亀手かゞまる陰毒いんどく血脉けちみやくふさぐの也。にはか湯火たうくわねつを以てあたゝむれば人精じんせい気血きけつをたすけ、陰毒いんどく一旦いつたんとくるといへどもまつたさらず、いんやうかたざるを以て陽気やうきいたれ陰毒いんどくにくしみくさる也。
孔子こうしいにしへ仁聖じんせい賢人けんじん(一七)序列じよれつする、太伯たいはく伯夷はくいともがらごときもつまびらかなり。ところもつてすれば、(一八)由光いうくわういたつてたかし。(一九)其文辭そのぶんじすこしも概見がいけんせざるはなん
それで今日のひるから、とうとう塵世じんせいを遠ざけて、病気になってぐっと寝込んじまいました。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)