“湯火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たうくわ50.0%
とうか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寒中雨雪うせつ歩行ありきひえたる人きふ湯火たうくわもちふべからず。おのれ人熱じんねつあたゝかならしむるをまつて用ふべし、長生ちやうせいの一じゆつなり。
雪中をする人陰嚢いんのう綿わたにてつゝむ事をす、しかせざれば陰嚢いんのうまづこほり精気せいきつくる也。又凍死こゞえしゝたるを湯火たうくわをもつてあたゝむればたすかる事あれども武火つよきひ熱湯あつきゆもちふべからず。
もし尼がわが願いをかなえてくれるならば、湯火とうかを辞せずと約束した。——数日の後、了庵りょうあんの上堂に、一山の大衆が雲集した。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)