“精気”のいろいろな読み方と例文
旧字:精氣
読み方割合
せいき50.0%
エーテル50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうだ、おれがあいつに気をとられて、びくびくしながら、まわしているから、ほんとの精気せいきが独楽に乗りうつらないのだ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪中をする人陰嚢いんのう綿わたにてつゝむ事をす、しかせざれば陰嚢いんのうまづこほり精気せいきつくる也。又凍死こゞえしゝたるを湯火たうくわをもつてあたゝむればたすかる事あれども武火つよきひ熱湯あつきゆもちふべからず。
もし物理的説明によらば、幽霊はもとより世に存在すべき道理あるものにあらず。強いてこれを説明せんとせんか。あるいは一種の電気または精気エーテルの作用に帰するよりほかなし。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
跪拝きはいの心地で、おのが心の朗らかさと精気エーテルの朗らかさとを比べて見、暗やみの中で目に見得る星辰せいしんの輝きと目に見えざる神の光輝とに感動し、未知のものより落ちてくる思いに心をうち開いていた。