“了庵”の読み方と例文
読み方割合
りょうあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし尼がわが願いをかなえてくれるならば、湯火とうかを辞せずと約束した。——数日の後、了庵りょうあんの上堂に、一山の大衆が雲集した。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄の了庵りょうあんについて、禅門に入った。佳麗な比丘尼びくには、清楚せいそな梅みたいに鎌倉中の山門を色めかせたにちがいあるまい。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
了庵りょうあんか。ひと筆、持ってくれい」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)