“りょうあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諒闇55.0%
良庵20.0%
了庵15.0%
諒安5.0%
良安5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨年の三月、諒闇りょうあんの春を迎えたころから再度の入洛を思い立って来て、正香らと共にずっと奔走を続けていた人に中津川本陣の浅見景蔵がある。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「親分、良庵りょうあんさんが来ましたぜ」
兄の了庵りょうあんについて、禅門に入った。佳麗な比丘尼びくには、清楚せいそな梅みたいに鎌倉中の山門を色めかせたにちがいあるまい。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(ああさっきから歌っていたのはあの子供らだ。けれどもあれはどうもただの子供らではないぞ。)諒安りょうあんはよくそっちを見ました。
マグノリアの木 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
霧がにわかにゆれました。そして諒安りょうあんはそらいっぱいにきんきん光ってただよ琥珀こはくの分子のようなものを見ました。
マグノリアの木 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
論せず良安りょうあん本草綱目の万年松を万年草として当山万年草に霊異あることを草性を知らずといへるは嗚呼の論のみ[牧野いう
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)