“博戯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばくぎ50.0%
あそび16.7%
ばくち16.7%
はくぎ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平常は程よくつつみかくしている獣的な個性までを遺憾いかんなくさらけ出して惜しまないことも、博戯ばくぎに今昔の差はありません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
胴のの彼方で、小袖幕を囲って、最前から、「うんすん骨牌かるた」という博戯あそびに千金を賭けて、夢中になっていた阿波、さかい、大坂あたりの商人あきんどたちが
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「野郎待て。ここは、すみませんで済む場所たあ違う。ふてえ奴だ。博戯ばくちをしなけれやあ、場代をおいてゆけ」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
之にしたがうもいまだ其せいを必せず、之にさからうも未だ其死を必せず、あい賀蘭山前がらんさんぜんいささかもっ博戯はくぎせん、吾何をかおそれんやと。太祖書を得ていかること甚だしく、しんに兵を加えんとするの意を起したるなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)