博戯ばくぎ)” の例文
平常は程よくつつみかくしている獣的な個性までを遺憾いかんなくさらけ出して惜しまないことも、博戯ばくぎに今昔の差はありません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
公式の宴が終わった後で、李陵・衛律らばかりが残って牛酒と博戯ばくぎとをもって漢使をもてなした。そのとき任立政が陵に向かって言う。漢ではいまや大赦令たいしゃれいが降り万民は太平の仁政じんせいを楽しんでいる。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
猥談わいだん、酒談、博戯ばくぎ、悪事と諸芸、道楽の百般にわたって、この老人の該博がいはくさは、驚くべきものだった。
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんな社会で知り合になった茶屋の女将おかみと、博戯ばくぎをして夜を明かしたとか、時によると、昨夜はなつかしい切支丹屋敷へ忍んで、一晩、昔の家で寝て来たとか、とにかく
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)