“猥談”の読み方と例文
読み方割合
わいだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し、今度彼がその変った意識で以前のその仲間に話しかけると、不思議なことには、その同じ猥談わいだん組の仲間とは思われない答を持ってやってきた。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
猥談わいだん猥語わいごも出かねない。巧雲はおとりもちを人にまかせて、いつか小部屋の暗がりに如海をひきいれて口説くぜつしていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君の実感のこもった猥談わいだんでも聞こうじゃないか、と阿部は急にはしゃいだ調子になって、書類を懐に入れ、手を叩いた。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)