“ひとごえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
人声100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると丁度隣の土蔵が塗直しで足場が掛けてあってとまが掛っているから、それをくゞって段々参ると、下の方ではワア/\と云う人声ひとごえ、もううなると
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此の火にてらされた、二個の魔神のさまを見よ。けたゝましい人声ひとごえかすかに、鉄砲を肩に、猟師が二人のめりつ、りつ、尾花おばなの波に漂うて森の中をげて行く。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
きつね姿すがたえなくなったとおもうと、またこうのもりの中で、せんよりも三ばいも四ばいもさわがしい人声ひとごえがしました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)