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月光
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がっこう
ふりがな文庫
“
月光
(
がっこう
)” の例文
脇立
(
わきだ
)
ちの
梵天
(
ぼんてん
)
・
帝釈
(
たいしゃく
)
の小さい塑像(
日光
(
にっこう
)
、
月光
(
がっこう
)
ともいわれる)が傑作であることには、恐らく誰も反対しまい。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
この本尊を中心にして、
両脇
(
りょうわき
)
には周知のごとく日光
菩薩
(
ぼさつ
)
と
月光
(
がっこう
)
菩薩とが佇立している。いずれも鮮かに彩色されていたそうだが、いまは
剥落
(
はくらく
)
して灰白色になってしまった。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
同じ三月堂の塑造日光
月光
(
がっこう
)
の両
菩薩
(
ぼさつ
)
像もその傾向を推し進めたものであり、更に戒壇院の四天王像になると聡明な頭脳と余裕ある手腕とによる悠揚せまらぬ写実の
妙諦
(
みょうてい
)
に徹底している。
美の日本的源泉
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
その最も代表的な例を我々は三月堂本尊に侍立せる白く剥落せる二つの
塑像
(
そぞう
)
(
日光
(
にっこう
)
月光
(
がっこう
)
)や、戒壇院の四天王や、
聖林寺
(
しょうりんじ
)
十一面観音などに見いだすことができる。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
正面に
結跏趺坐
(
けっかふざ
)
する本尊を中心に、右に日光
菩薩
(
ぼさつ
)
、左に
月光
(
がっこう
)
菩薩が
佇立
(
ちょりつ
)
しているが、この二
躯
(
く
)
はあくまで本尊と調和を保って、云わば三尊そろって一つの
綜合
(
そうごう
)
的な曲線を描き
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
▼ もっと見る
この種の叙情詩を持つ日本人が、三月堂の
月光
(
がっこう
)
を造ったとして何の不思議があるだろう。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
本尊の薬師
如来
(
にょらい
)
と
脇侍
(
きょうじ
)
の日光
月光
(
がっこう
)
両
菩薩
(
ぼさつ
)
を、きょうはゆっくり拝したいと思ってやって来たのである。いままでも薬師寺を訪れたことは
屡々
(
しばしば
)
あるが、堂内の拝観を
乞
(
こ
)
うことは
稀
(
まれ
)
であった。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“月光”で始まる語句
月光の曲
月光石
月光下
月光曲
月光液
月光色
月光菩薩像