“魚油”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょゆ83.3%
ぎよゆ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その霧のなかに、ブランブランと、人魂ひとだまのようにゆれている魚油ぎょゆのあかり。ギリギリ、ギリギリと帆綱ほづなのきしむ気味の悪さ……
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
職人しょくにんたちは、みんなおもてで仕事をしていました。あるところでは、魚油ぎょゆをにたてていましたし、またあるところでは、皮をなめしていました。またべつのところでは、なわをなっていました。
日の光りと、月光げつくわうと、まきの火と、魚油ぎよゆしかなかつた暗いころの、ともあぶらになるなたねの花は、どんなに大切なものであつたらう。