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艣
ふりがな文庫
“艣”の読み方と例文
読み方
割合
ろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろ
(逆引き)
舟人は
艣
(
ろ
)
を棄てゝ、手もて水をかき、われ等は身を舟中に横へしに、ララは
屏息
(
へいそく
)
して
緊
(
きび
)
しく我手を握りつ。暫しありて、舟は大穹窿の内に入りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
僕の乗った舟を漕いでいる四十
恰好
(
がっこう
)
の船頭は、
手垢
(
てあか
)
によごれた
根附
(
ねつけ
)
の
牙彫
(
げぼり
)
のような顔に、極めて
真面目
(
まじめ
)
な表情を見せて、器械的に手足を動かして
艣
(
ろ
)
を
操
(
あやつ
)
っている。
百物語
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
突然
韃靼人
(
だつたんじん
)
が何やら聞き付けました。一体韃靼人といふ奴は、耳の
聡
(
さと
)
い人間です。そこでわたくしも気を付けて聞いて見ました。どうも耳に漕いで来る
艣
(
ろ
)
の音が聞えるやうです。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
艣(ろ)の例文をもっと
(7作品)
見る
艣
部首:⾈
19画
“艣”のふりがなが多い著者
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
アルツール・シュニッツレル
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
北原白秋
森鴎外