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住人
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すみて
ふりがな文庫
“
住人
(
すみて
)” の例文
教師
(
けうし
)
は
其
(
その
)
あとで、
嬰兒
(
あかご
)
が
夜泣
(
よなき
)
をして
堪
(
た
)
へられないといふことで
直
(
ぢき
)
に
餘所
(
よそ
)
へ
越
(
こ
)
した。
幾度
(
いくど
)
も
住人
(
すみて
)
が
變
(
かは
)
つて、
今度
(
こんど
)
のは
久
(
ひさ
)
しく
住
(
す
)
んで
居
(
ゐ
)
るさうである。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
あの時は
祟
(
たた
)
りがあるの、お化けが出るのと言って誰も
住人
(
すみて
)
の無かったものが、今は立派に人が住んでいるらしくあります。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
今は一人の
住人
(
すみて
)
もなく、立ち腐れのように立っている家——三軒の家がいろいろの怪談や、さまざまの恐ろしい噂を持って、今に残っているばかりであった。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
場処も
小石川
(
こいしかは
)
の植物園にちかく物静なれば、少しの不便を
疵
(
きず
)
にして他には申
旨
(
むね
)
のなき貸家ありけり、
門
(
かど
)
の柱に札をはりしより
大凡
(
おほよそ
)
三月ごしにも成けれど、いまだに
住人
(
すみて
)
のさだまらで
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
住人
(
すみて
)
は素より何一つ遺っていず、綺麗に掃除してあったとのこと。
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
昨日まで一人の
住人
(
すみて
)
のなかった、ほとんど壊れた猪小屋が——猟師が鳥獣を待ち射つため、荒々しく作った三間ばかりの小屋が、寂しく立っていた筈であった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
場處
(
ばしよ
)
も
小石川
(
こいしかは
)
の
植物園
(
しよくぶつゑん
)
にちかく
物靜
(
ものしづか
)
なれば、
少
(
すこ
)
しの
不便
(
ふべん
)
を
疵
(
きず
)
にして
他
(
ほか
)
には
申
(
まを
)
す
旨
(
むね
)
のなき
貸家
(
かしや
)
ありけり、
門
(
かど
)
の
柱
(
はしら
)
に
札
(
ふだ
)
をはりしより
大凡
(
おほよそ
)
三月
(
みつき
)
ごしにもなりけれど、いまだに
住人
(
すみて
)
のさだまらで
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
少しの不便を
疵
(
きず
)
にして他には申
旨
(
むね
)
のなき貸家ありけり、門の柱に札をはりしより
大凡
(
おほよそ
)
三月ごしにも成けれど、いまだに
住人
(
すみて
)
のさだまらで、主なき門の柳のいと、空しくなびくも淋しかりき
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“住人”の意味
《名詞》
その土地・家に住んでいる人。
(出典:Wiktionary)
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“住”で始まる語句
住居
住
住家
住吉
住持
住所
住職
住宅
住処
住民