屋鋪やしき)” の例文
汐留しおどめ奥平侯の屋鋪やしきうちにあきたる長屋を借用し、かりに義塾出張の講堂となし、生徒の人員を限らず、教授の行届くだけ、つとめて初学の人を導かんとするに決せり。
慶応義塾新議 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
先生御一人御引うけなれバよろしく候得ども、隊中人を見付ケ且、長崎ニ於、此度取入候屋鋪やしきニて養なふなど少〻御用心無之候得バ、ちかく立行カザルの御セ話がかゝり候と存候。