やしき)” の例文
四五日たったある朝のこと、照子のつての許嫁いいなずけ鳥井純一が、顔色を変えてやって来た。銀行へ出勤の途中、態々わざわざ寄道をして、頭取のやしきを訪れたのだ。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)