“及第”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうだい70.0%
あが10.0%
きふだい10.0%
パス10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君は今夜はみごとに及第きゅうだいだ。しかし、月の話はまだあるんだよ。今夜のよりは、もっとふしぎな実験が、まだ残っているんだよ。
智恵の一太郎 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
『続けて行つて居りましたら今は四年生で御座ります。四年生に及第あがつてすぐ止めましたので——一年は子守に遣つて御座りましたから遅れましたんで』
とても来月の学年試験には及第きふだいする見込みこみがないと思つてゐたところなので、病気欠席のあとへば、落第らくだいしても母に対して尤至極もつともしごく申訳まをしわけができると思ふからであつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
だからこの「赤か・黒か」に賭けることも出来るし、そのほか偶数奇数、それから三十六のうち十八までを落第マンケ、十八以上を及第パスとしてこれらにも張り得る。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)