“及腰”の読み方と例文
読み方割合
およびごし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
看病人を頼むのも、医者を心付けるのも、北里きたと、小石川の及腰およびごし瘠細やせほそるばかり塩気をって、生命いのちを縮めてもと念じあかした。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
枕元の机の上の巻烟草まきたばこを取ろうとして、たもとくわえて及腰およびごしに手を伸ばす時、仰向あおむきにている私の眼の前に、雪をあざむく二の腕が近々と見えて、懐かしい女のぷんとする。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
足をからむとか蛇をふみつけるとかしてわあつ! と及腰およびごしになりかかると