“あを”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アヲ
語句割合
蒼39.9%
青38.6%
碧12.6%
黒馬2.2%
緑1.8%
仰0.9%
蒼白0.9%
襖0.9%
青馬0.9%
翠0.4%
蒼褪0.4%
藍0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やゝ上気した頬の赭味(あかみ)のために剃つた眉のあとが殊に蒼(あを)く見える細君はかう云ひ乍ら羞ぢらひげに微笑(ほゝゑ)んだ会釈(ゑしやく)を客の裕佐の方へなげ
繩目(なはめ)の儘(まゝ)にて跑踞(かしこま)る同人妻せん與惣次も謹(つゝしん)で平伏(へいふく)なし何れも遠國片田舍の者始めて天下の決斷所(けつだんしよ)へ召出され青(あを)めの大砂利(おほじやり)敷詰(しきつめ)て雨覆(あめおひ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殊に驚くべきは、碧(あを)い珊瑚礁(リーフ)魚よりも更に幾倍か碧い・想像し得る限りの最も明るい瑠璃色をした・長さ二寸許りの小魚の群であつた。
カテリーナ! 老総帥が黒馬(あを)に跨がつてゐる、その手には権標が輝やき、ぐるりには衛兵(セルデューク)の垣、四方にはザポロージェ人の赤い海が沸き立つてゐる。
惣兵衛ちやんは矢を削つてしまふと、前垂(まへだれ)から緑(あを)い削り屑(くづ)を、はらひ落しながら、ふと紙鳶に眼をとめた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
義男は然う云つて仰(あを)になつた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
隨分近所の子供等と一緒に、裸足(はだし)で戸外の遊戯もやるにかゝはらず、怎(どう)したものか顏が蒼白(あを)く、駈競(かけくら)でも相撲でも私に敗ける者は一人も無かつた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
下人(げにん)は七段ある石段の一番上の段(だん)に洗(あら)ひざらした紺(こん)の襖(あを)の尻を据ゑて、右の頬に出來た、大きな面皰(にきび)を氣にしながら、ぼんやり、雨(あめ)のふるのを眺(なが)めてゐるのである。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
青馬(あを)むるる牧のはたての秋山は金泥の霧にへだたりにけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
芽が生へた。昨夕まで地の面に一点の緑も見へなかつたのに、今朝は翠(あを)い芽が一面に地からハジけ出て居る。右はアリコ(インゲン)左はポア(豌豆)何といふ勢ひであろう! 意気天を
土民生活 (新字旧仮名) / 石川三四郎(著)
だが翌日、蒼褪(あを)ざめた露(あら)はな『飢』が、私にやつて來た。
四十ばかりの漢(をとこ)でした、頭(あたま)には浅黄(あさぎ)のヅキンをかぶり、身(み)には墨染(すみぞめ)のキモノをつけ、手(て)も足(あし)もカウカケにつヽんでゐました、その眼(め)は、遠(とほ)い国(くに)の藍(あを)い海(うみ)をおもはせるやうにかヾやいてゐました。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)