“みど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
緑37.5%
碧31.3%
翠25.0%
見取6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六畳の座敷は緑(みど)り濃き植込に隔(へだ)てられて、往来に鳴る車の響さえ幽(かす)かである。寂寞(せきばく)たる浮世のうちに、ただ二人のみ、生きている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ベラージオの町は、岬のとっさきに建てられて、坂路の石を敷きつめた小路に沿うた白壁の家が、碧(みど)りの水と、蒼空と、それを囲む遠山の、スウィスの雪に対いあう。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
山の翠(みど)りもよいし、渓流のせせらぎ、朝の青嵐もよいが、感覚的に愉しいのは、この鮎の匂ひを川から嗅ぐ時だ。
夏と魚 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)
仏法の信者たちとつきあっておれば、幾らでも選(よ)り取(ど)り見取(みど)りだが、小さな島ではこんな資財でも限りがあった。アマミヤ・アマミキュもその一例かと思うが、是はもう大分早く始まっていた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)