“面皰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にきび97.1%
ピムプルズ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その証拠が、面皰にきび云々の夢で、それが充たされない性慾に対する願望だと云うのは、面皰を潰した痕が女性性器の象徴シンボルだからだよ。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
其処そこへ幸ひ戸口に下げた金線きんせんサイダアのポスタアの蔭から、小僧が一人首を出した。これは表情の朦朧もうろうとした、面皰にきびだらけの小僧である。
あばばばば (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
女の子は急に貴婦人のように取りまし、しげしげ、ぼくの顔をみていましたが、いきなりくちびるをとがらせ「面皰ピムプルズ!」と吐きつけると、バタバタけ去って行ってしまった。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)