“駈競”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけくら40.0%
かけくらべ20.0%
かけっこ20.0%
かけつくら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隨分近所の子供等と一緒に、裸足はだしで戸外の遊戯もやるにかゝはらず、どうしたものか顏が蒼白あをく、駈競かけくらでも相撲でも私に敗ける者は一人も無かつた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その骨組が巌丈で、大きな図体ずうたいは、駈競かけくらべをする馬などと相対せしめるなら、その心持が勿体もったいないほど違うのであった。
玉菜ぐるま (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
チベット人は馬に乗ることが非常にすきですから貴族の子供などは馬の駈競かけっこをやって始終遊んで居るけれども、貧乏人の子供はそうはいかんから野辺へ出掛けて行って馬の形をして居る岩に捉まって
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
不得手なのは攀木きのぼり駈競かけつくら。あれだけは若者共にかなはないと言つてゐた。脚が短かい上に、肥つて、腹が出てゐる所為せゐなのである。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)