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『玉菜ぐるま』
ふりがな文庫
『
玉菜ぐるま
(
たまなぐるま
)
』
欧羅巴には、骨骼の逞しい、実に大きな馬がいる。僕は仏蘭西に上陸するや、直ぐその大きな馬に気づいた。この馬は、欧羅巴の至るところで働いている。その骨組が巌丈で、大きな図体は、駈競をする馬などと相対せしめるなら、その心持が勿体ないほど違うのであ …
著者
斎藤茂吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「改造」1925(大正14)年6月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鑿
(
ほり
)
後
(
しり
)
頸圏
(
クムメント
)
駈競
(
かけくらべ
)
上
(
かみ
)
善哉
(
よいかな
)
訛
(
なまり
)
尖
(
さき
)
賑
(
にぎや
)
遥
(
はる
)
聳
(
そび
)
虚空
(
こくう
)
蹄
(
ひづめ
)
較
(
くら
)
輪街
(
リング
)
逞
(
たくま
)
直
(
す
)
鉄錆
(
てつさび
)
馭
(
ぎょ
)
駆歩
(
かけあし
)
骨骼
(
こっかく
)
童子
(
どうじ
)
相対
(
あいたい
)
疾
(
と
)
曰
(
いわ
)
暫
(
しばら
)
悠々
(
ゆうゆう
)
庭隈
(
にわくま
)
屠
(
ほふ
)
屍
(
しかばね
)
図体
(
ずうたい
)
和
(
なご
)
勿体
(
もったい
)
刹那
(
せつな
)
佇
(
たたず
)
仔牛
(
こうし
)
上馬
(
じょうめ
)