“骨骼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こっかく94.4%
こつかく5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欧羅巴ヨーロッパには、骨骼こっかくたくましい、実に大きな馬がいる。僕は仏蘭西フランスに上陸するや、ぐその大きな馬に気づいた。この馬は、欧羅巴の至るところで働いている。
玉菜ぐるま (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
もっともその驚き方を解剖して見るとみんな消極的である。第一あんなに背の高い人とは思わなかった。あんなに頑丈がんじょう骨骼こっかくを持った人とは思わなかった。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自宅に風呂をはない時分には、つい近所の銭湯せんとうに行つたが、其所そこ一人ひとり骨骼こつかくの逞ましい三助さんすけがゐた。是が行くたんびに、おくから飛びしてて、ながしませうと云つては脊中せなかこする。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)