“こつかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
骨格71.4%
骨角14.3%
骨骼14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は骨格こつかく屈強くつきやうな、肩の張つた、手足の頑丈な、脊の高くない、ぶく/\してはゐないがふとじゝの婦人だつた。稍大顏で、二重顎の下ががつしり發達してゐた。
或は他の石片をつちとしてただちに其周縁そのまわりき或は骨角こつかくの如きかたき物にて、作れる長さ數寸のばうの一端を、石斧とすべき石片の一部分にて、此棒の他端たたんをば
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
或はだいの上に石を横たへて左手の指にてこれおさへ右手には、前述の骨角こつかくの如き堅き物にて作れる棒を持ち、此棒このばうの尖端を石片の周縁いんえんに當て少しづつし缺きしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
自宅に風呂をはない時分には、つい近所の銭湯せんとうに行つたが、其所そこ一人ひとり骨骼こつかくの逞ましい三助さんすけがゐた。是が行くたんびに、おくから飛びしてて、ながしませうと云つては脊中せなかこする。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)