“周縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんえん33.3%
ぐるり33.3%
しうゑん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或はだいの上に石を横たへて左手の指にてこれおさへ右手には、前述の骨角こつかくの如き堅き物にて作れる棒を持ち、此棒このばうの尖端を石片の周縁いんえんに當て少しづつし缺きしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
しかし、もう一段眺望を高めると、その沈んだ色彩の周縁ぐるりが、コロナのような輝きを帯びていて、そこから視野のあらんかぎりを、明るい緑が涯もなく押し拡がってゆく。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
奇異なる面貌の土偶はうたがひも無く遮光器を着けたる形なり。輪廓りんかくは遮光器の周縁しうゑんにして、横線は透かしなるのみ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)