“いんえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:インエン
語句割合
因縁57.1%
夤縁28.6%
周縁7.1%
姻縁7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流し何事も是皆前世の因縁いんえんづくと斷念あきらめをれば必ず御心配は下さるまじ併しながら時節じせつ來りて若旦那の御家督かとくと成れなば其時には此久八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
葉子との郷里の夤縁いんえんで庸三を頼って来たものだったが、詩の天才的才分は、庸三も認めないわけに行かなかった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
或はだいの上に石を横たへて左手の指にてこれおさへ右手には、前述の骨角こつかくの如き堅き物にて作れる棒を持ち、此棒このばうの尖端を石片の周縁いんえんに當て少しづつし缺きしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
実に姻縁いんえんは不思議なもので。愚妻などもかねてより近くは致しおりましたが、こうなろうともおもいませず。また君には……。ウーンあんなこんなかねて期せざる御縁辺はお互いにネ。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)