“こっかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
骨骼77.3%
骨格22.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて虎もししも同じく猫属の獣で外貌は大いにちがうが骨骼こっかくや爪や歯牙は余り違わぬ、毛と皮が大いに異なるのだ。
正常な骨骼こっかくを内に蔵しているとも思えない胴腰、それらは大人としては不可能であっても、嬰児としては実に必然で、また実に仏菩薩にふさわしいのである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
かんなかには、そこにのこっている白骨はっこつと、不完全ふかんぜん土器どきと、七つのかがみなどがあって、人々ひとびとをひいたのでした。その死者ししゃは、学者がくしゃが、骨格こっかくから判断はんだんして、まだわかおんなであったとわかりました。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ことに容貌ようぼう解剖かいぼう的のものでなく、心の作用によりては、少なくともその表情を変えることが出来る。そして人の顔色を読むには、骨格こっかく肉付きの如何いかんよりも、むしろその表情によることが多い。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)