“そうすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
総帥88.6%
蒼翠5.7%
總帥2.9%
艙水2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほかではないが、このごろ、つくづく諸侯の心やまた、総帥そうすい袁紹えんしょうの胸を察するに、どうも面白くないことばかりだ。袁紹には、この後を
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コノ日駅吏ワガタメニ供帳きょうちょうヲ中田ニ設ク。飯後河水ヲンデ茶ヲ試ルニ味極メテ美ナリ。駅ヲ出レバ一路古河ニ達ス。青松列植ス。皆二百年外ノ物。蒼翠そうすい人ノ衣ヲ染ム。間田駅ニ宿ス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さういふ町内にぼく將棋せうき好敵こうてき手がゐる。あらたまつて紹介せうかいすれば、新美じゆついんいん、國ぐわ總帥そうすいの梅原りう三郎畫伯ぐわはくその人だが、なアにおたがひに負けずきらひで相當地つりでもある二人。
そう云って左枝は、血相の変ったお勢を、あわれむように眺めはじめた。ボウという汽笛、艙水そうすいの流れ、窓にはもやをとおして港の灯が見える。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)