“ゲトマン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大総帥50.0%
総帥50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この基督教国で大総帥ゲトマンからの上書を悪魔がかつ浚つて行つたなどといふ面妖な話は、つひぞこれまで聞いたこともないと言つた。
どうして阿父さんは煮団子ガルーシュキを美味くないなどとおつしやるのです? うちのカテリーナは大総帥ゲトマンでも滅多に口にすることの出来ないやうな煮団子ガルーシュキを拵らへるのですよ。
さて或る時のこと、大総帥ゲトマンが何事か国書をもつて女帝の闕下へ奏上しようと思ひ立つたのぢや。
このやうに珍らしい歌を、これほど巧みに歌ふ琵琶師バンドゥリストはつひぞこれまで見なかつた。はじめ彼はサガイダーチヌイだの、フメリニーツキイだのといつた、昔の大総帥ゲトマンの物語をうたつた。
バトゥーリン チェルニゴフ県コノトープ郡下の小都会で、往時、総帥ゲトマンの居住したところ。
総帥ゲトマン 小露西亜カザック軍の最高の首領で、カザックの中から選ばれてその任に就いたもの。総帥選挙制は、一五九〇年に始まり、一七六四年にエカテリーナ二世に依つて禁止されるまで継続した。
まつたく奴あ、なんと思つてやあがるんだらう? まるで総帥ゲトマンかなんぞのやうにおれたちを顎で指図しやあがる。奴隷のやうにこきつかふのはまだしも、おいらの娘つ子を口説きやあがるでねえか。