艙水そうすい)” の例文
そう云って左枝は、血相の変ったお勢を、あわれむように眺めはじめた。ボウという汽笛、艙水そうすいの流れ、窓にはもやをとおして港の灯が見える。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)