“聯繋”の読み方と例文
読み方割合
れんけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刀を払って、おどって来た武蔵を、三方から迎えたが、それさえからくも間に合った姿勢なので、味方と味方の聯繋れんけいは取れていない。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古焼新焼しんやけと相聯繋れんけいして、左右の濃い蒼翠そうすいの間を蜿蜒えんえんとして爬行はこうし、さながらそこに巨巌きょがんの行進曲を奏でているように見える。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
ここに私が単調といふのは、それらがお互ひに何の観念的な聯繋れんけいをも強ひられていないからだ。然しそこには、何といふ調和が憩うてゐることだらう。
恢復期 (新字旧仮名) / 神西清(著)