“れんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
連繋58.6%
聯携17.2%
聯繋13.8%
廉卿3.4%
濂渓3.4%
連携3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは事実の異なった二方面であって、互いに依存するものであり、常に連繋れんけいするものであり、大抵は互いに他を発生し合うものである。
そしてその機先を制し、かれらに何の聯携れんけいもつかないうちに、びしびしと叩いてしまうべきだと考えた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古焼新焼しんやけと相聯繋れんけいして、左右の濃い蒼翠そうすいの間を蜿蜒えんえんとして爬行はこうし、さながらそこに巨巌きょがんの行進曲を奏でているように見える。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
ひと目下もっかの有様を見聞して、我国文運の命脈はなは覚束おぼつかなしと思い、明治元年のことなり、月日は忘れたり、小川町なる杉田廉卿れんけい氏の宅をおとない、天下騒然た文を語る者なし
蘭学事始再版之序 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
抽斎はの終始濂渓れんけいの学を奉じていた艮斎とは深く交らなかったのに、これに良三を託したのは、良三の吏材りさいたるべきを知って、これを培養することをはかったのであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
策謀連携れんけいの往来に寧日ねいじつなく、勝豊を長浜へ入れたり、滝川ともしばしば会ったり、何かと心せわしかったが、信孝はその中で、同族のことばや四囲の事情をいて、どしどし事を運んでしまった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)