聯携れんけい)” の例文
織田の実力を、この程度と計られることは、せっかく結び得た織田松平聯携れんけいの盟約をふたたび危うくしない限りもない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてその機先を制し、かれらに何の聯携れんけいもつかないうちに、びしびしと叩いてしまうべきだと考えた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「然らば、三河殿始め家臣一統にも早、当家との和盟に異存なく、将来の聯携れんけいを約されたというか」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかのみならず毛利家との聯携れんけいの越後上杉、甲州武田、叡山えいざん、本願寺などの盟国もみな亡び去って、それらの与国よこくも毛利家も一つの名分としてうたっていた旧幕府の形態も、公方くぼうという人物も
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠く聯携れんけいして、腹背ふくはいからたえず信長を苦しめていた反信長派の一環、武田信玄が忽然こつぜんと死去したことも、本願寺にとっては、片翼をもがれたようなものだったし、つづいて越前の朝倉、江州ごうしゅうの浅井
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)