“ぼひょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
墓標57.1%
墓表42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一人人的資源をつくってこい……そういって一週間の休暇きゅうかを出す軍隊というところ。生まされる女も、子どもの将来が、たとえ白木しらき墓標ぼひょうにつづこうとも、あんじてはならないのだ。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
と云う小さな墓標ぼひょうが立てられた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
四十九歳で死んだ岩野泡鳴も、十九年間、わびしく墓表ぼひょうばかりで、それも朽ち倒れかけた時、やはり荒木郁子さんの骨折りで、昨年、知友によって立派な墓石が建てられた。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)