“はかじるし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
墓標87.5%
塚標12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の内村の者も参り、観音寺の和尚様も来て、何しろすてては置かれないと早速此のよしを名主から代官へ訴え検死済の上、三人の死骸は観音堂のわきへ穴を掘って埋め、大きな墓標はかじるしを立てました。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
並び立つ古い墓標はかじるしも唯生き残るもののためにのみあるかのように見えた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
所持せし故にや加田かだうらにて切害せつがいされ死骸しがいは海中へいれ申候しか相見え申さず此浦このうらには鰐鮫わにざめすみ候故大方はさめ餌食ゑじきと相成候事と存られ候衣類いるゐならびかさは血に染り濱邊に打上うちあげ是有候故濱奉行へ御屆に相成候かつ村中不便ふびんに存じ師匠ししやう感應院のはかそば塚標はかじるし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)