“遊行上人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆぎょうしょうにん71.4%
いうぎやうしやうにん14.3%
ゆうぎょうしょうにん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まあ待てよ、そこにはまたたね仕掛しかけがあるんだ。その天竜寺という寺へよ、この三日ばかり前から遊行上人ゆぎょうしょうにんが来ているんだ」
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
次に遊行上人いうぎやうしやうにんの事が書いてある。手紙を書いた文政十一年三月十日頃に、遊行上人は駿河國志太郡燒津するがのくにしだごほりやいづの普門寺に五日程、それから駿河本町の一華堂に七日程留錫りうしやくするはずである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
香以は相摸国さがみのくに高座郡藤沢の清浄光寺の遊行上人ゆうぎょうしょうにんから、許多あまたの阿弥号を受けて、自ら寿阿弥と称し、次でこれを河竹其水かわたけきすいに譲って梅阿弥ばいあみと称し、その後また方阿弥と改め
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)